ページのイメージ画像
ブログ
ひーごくんの豆知識

警備員として働くなら健康診断書は必須!費用相場や取得方法を解説

警備員として働くには様々な書類を提出しなければいけないことを知っていますか?その中でも健康診断書は必須となります。なぜなら、警備業法に記載されている「アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者」と「心身の障害により警備業務を適正に行うことができない者として国家公安委員会規則で定めるもの」でないことを証明しなければならないからです。

今回は、警備員が健康診断書を提出しなければならない理由や費用相場、取得方法などについて解説します。

警備員になるには健康診断書が必須な2つの理由

冒頭でも説明した通り、警備員として働くには健康診断書が必須です。

警備業法で定められている、

  • アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者
  • 心身の障害により警備業務を適正に行うことができない者として国家公安委員会規則で定めるもの

上記2つの要件をクリアしている証明が必要となります。

警備員とは、日本の安心と安全を守る仕事なので健康である必要があります。

健康診断書と言っても細かいものではなく、以下画像のような簡易的な健康診断書で問題ありません。

健康診断書

上記の健康診断書を病院へ持っていき、なにもなければ医師がサインしてくれます。

警備員の健康診断書費用相場は2,000円程度(通常は会社負担)

警備員の健康診断書費用相場は2,000円程度と安価に取得することができます。普通のちゃんとした警備会社なら会社が全額負担してくれるはずです。全額負担してもらえる警備会社を選ぶことがおすすめします。

  • 研修期間中に所得することが多い
  • 研修期間中なので最低時給が発生している

警備員は、実際に現場作業をする前に研修を必ず受けます。通常は研修期間中に病院で健康診断を受けて診断書をもらいます。研修期間中も最低時給は発生しているので時間を有効活用できますよね。

健康診断書の費用は会社もち、研修期間中に取得できるのか事前に確認することが重要です

警備員用の健康診断書取得方法

先ほど画像で紹介した健康診断書ですが、通常は警備会社が用意してくれます。ごく稀に自分で用意してくれと言う警備会社もあるため取得方法をお伝えます。以下、警視庁ホームページの診断書ダウンロードページよりダウンロードしてください。

診断書 – 警視庁ホームページ

診断書をダウンロードしたら最寄りの病院で「警備員として働くので診断書記入お願いします。」と伝えれば5分程度の診察後、診断書を発行してもらうことができます。診断書を発行してもらえたら、働く予定の警備会社へ提出しましょう。

実は他にもある!労働安全衛生規則に該当する2つの健康診断

先ほどまで説明していた健康診断は、警備業法により定められた必須の健康診断でした。これから説明する健康診断は必須ではないが国より義務づけられている健康診断なので知っておきましょう。

  • 雇入時の健康診断
  • 定期健康診断

2つの労働安全衛生規則で定められている健康診断について解説します。

雇入時の健康診断

労働安全衛生規則第43条では、労働者を雇うときに、健康診断を行うことが義務づけられています。

  • 既往歴及び業務歴の調査
  • 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
  • 胸部エックス線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査 (赤血球数、血色素量)
  • 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
  • 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDL コレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査
  • 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査(安静時心電図検査)

ものすごく項目が多いですよね。実際のところ、ほとんどの警備会社は「雇入時の健康診断」を行っているところは少ないです。

定期健康診断

労働安全衛生規則第44条では、1年ごとに1回、定期的な健康診断を行うことが義務づけられています。

  • 既往歴及び業務歴の調査
  • 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
  • 胸部エックス線検査及び喀痰検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査 (赤血球数、血色素量)
  • 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
  • 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDL コレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査
  • 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

ほとんど、労働安全衛生規則第43条と変わらない項目ですね。年に1回の定期健康診断についてはほとんどの警備会社も行っているので把握しておきましょう。

警備員が健康診断書以外に必要な10の書類

実は、健康診断書以外にも警備員として働くために必要な書類が10種類あります。

  • 写真付き履歴書
  • 本籍地記載の住民票
  • 身分証明書
  • 登記されていないことの証明書
  • 誓約書
  • 社会保険関係
  • 年末調整関係
  • 車関係
  • マイナンバーカードのコピー
  • 各警備会社で独自の書類

健康診断書以外にも用意しなければならない書類が多いですよね。事前に準備しておくと早い段階から警備員として働くことができます。

まとめ

警備員として働くためには健康診断書が必須であることを詳しく解説してきました。日本の安心と安全を守るためには健康第一が重要です。アルコール依存や薬物中毒者、心の病を抱えていては警備員になることはできません

健康診断の書類は警備会社が用意してくれます。ほとんどの会社では費用も全額負担で受けることが可能です。もし、健康診断の費用が自腹の場合は警備会社を選びなおすことをおすすめします。

もちろん、ひごモッコスは健康診断にかかる費用はすべて会社負担です。より良い日本にするために健康を第一に考え、一緒に警備業界を盛り上げていきましょう。